通っていたプログラミングスクールの校長がVim使いだった。実務で不可欠なVimの普及のために、冗談でVimハラスメントと名付けて勉強会などが開催された。かつての僕も受けて、Vimかっこいい、と思ってVimに入門した。ただしいまはVS CodeをVimプラグインで利用してる。
先日、新入社員の環境構築で助っ人でお呼ばれしたときのこと。.zshrcに環境変数を設定する場面でvimでファイル開いてください、と伝えた。だけど彼はvimのことを知らないようだった。
v i mと口頭で伝えたが(リモート環境)うまくいかなかった。jを連打してください、あ、スクロールはしないで大丈夫です、などなど。結局のところ、必要な環境変数のコードをテキストで送って、自分のエディタで設定してもらうことになった。
この話の肝はVimを知らない新入社員の方を批判することではまったくない。知らないことは今後学習すればいいのだから。
問題なのはvimをわからないと彼が教えてくれたときに、心の中で「それくらいは知っててよ」まではいかないにしても、それに似た心の動きがあったことだ。これは傲慢で恥ずかしいと思う。
まだ2年もエンジニア歴がなく、知らないことだらけで、毎日同僚の人に手助けしてもらっているにもかかわらず、そのような自分を棚にあげるような態度は取らないほうがいいだろう。
不遜な態度に気づけてよかった。反省したい。
(了)