tawara's blog

雑記。個人の見解です。

直感と論理

自分はパッと答えが閃くタイプ、だと誤認している節があると反省した。

例えばバグチケットに着手しているときに、直感でこのへんじゃないか、とデバッガを仕込んで、とにかく動かしてみることをうんざりするくらい繰り返すことがある。なかなかバグの原因を特定できずにもやもやと精神をすり減らして負の感情に満たされてしまう。

あたりをつけてデバッガを仕込むのはかまわないが、そもそもその処理を論理的に追っていないことが改善点だと思う。デバッガの乱れ打ちで全容を把握することでなんとか切り抜けてきたが、振り返れば、それはあまり健全だとはいえない。どうしてそれが原因だったのかを、局所的にしか把握できないので、俯瞰してみるとその修正ではイマイチなときがあるからだ。

そもそも経験が少ないので直感の精度は荒いはずだ。漫画の主人公のようにはいかないはずだ。なので、まずは論理をひとつずつ丁寧に追っていく方針をとろうと思う。その丁寧な作業の積み重ねで「バグの匂い」を嗅げるエンジニアになれるのだろう。

締切があるチケットなどだと精神的な余裕がなくなり「答え」だけを求めてしがいがちになる。論理を緻密に追いかけるよりは直感デバッグ乱れ打ちのほうが効率的に思えているのだろう。結局のところ質の悪い時間を費やしてしまう。

木を見て森を見ず状態によく陥ってしまうので、改めて気をつけることにしよう。

(了)