tawara's blog

雑記。個人の見解です。

的確な情報把握能力と胆力の向上が必要

だととても思うことがあった。

 

開発した機能がリリース直前に動かない、という報告があった。どうやら別チームがコードをリファクタリングした際に誤っていたようだった。そこで、簡単な修正を依頼した。それで事は済むはずだった。しかし、修正をした開発者のローカル環境で修正したはずの機能がバグっていると報告があった。話を聞いてみると確かにバグっていた。この瞬間に気が動転した。

 

ヤバい!バグだ!リリース近くて修正する時間がない!どうしよう!そこの機能を塞ぐべきか!どうやって!?QAテストはパスしたはずなのになぜ!?顧客に迷惑がかかる!当社のブランドに傷がつく!

 

というような思考がぐるぐると頭のなかを跳ね回り心拍数はどんどん上がった。冷静さを失っていた。こんな開発者じゃだめだ、と思考は転じていく。かろうじて、まずは自分のローカルでバグが再現するかテストしようと思いつく。ここでローカル環境がぶっ壊れてストレスかさらに高まる。実際やってるとバグは再現はしなかった。さらに混乱。冷静に考えてみて、最新のリリース用ブランチをステージング環境でテストしてみたところ、動作に問題ないようだった。つまり、あるローカル環境でのみ起きる再現性のないバグだったようだ。ひと段落。

 

これにメンタルポイントと時間をとられた。抱えていた喫緊の別のタスクは上長に引き取ってもらった。

 

見ての通り、右往左往するのが早い。自分のローカルでテストする、ステージングでテストする、という確認をせずにバグだとから騒ぎしている。この失敗からわかることは、まずは状況把握能力が足りていないことだ。いま状況はどうなっているのか?それを把握するには具体的にどうすればいいのか?何から手をつけると問題の切り分けが素早くできるのか?という一連の問いへの回答を集めるべきだった。そのプロセスをぶっとばしてコードにバグがあると信じてコードを、眺め始めてしまった。

 

すぐに手をつけることが最も早く事態を収拾できるも思い込んでいる節がある。これは自分の欠点だと気づくことは何度かあった。その欠点が浮き彫りになったのだ。この対処法は何なのか。必要な情報を見極める能力なのかな。経験、だとすれば今回のことを糧にするしかない。

 

あとは単純に胆力が必要に思う。動じないというか、不確定の情報に振り回されない力というか。場数なのかなー。

 

的確な情報把握力を鍛える。

 

(了)