tawara's blog

雑記。個人の見解です。

チームで働くということの何が好き?

個人でひそひそと作業することは好きだ。一時期少しだけ早く起きて小説を書いてから他人との生活へ戻ることを習慣にしていたし、別の時期には深夜にstand.fmなるラジオアプリでちょっとしたエッセイみたいなものを毎日投稿していたこともあった。個人でひそひそと何かを継続することが好きなようだ。一方で、チームで働くことも好きだ。サッカーを高校まで続けていたのも、チームプレーが好きだったからだと思う。そしていま会社ではスクラムを取り入れた開発体制のもとで、チームで開発している。そこでもっと上手くできるのではないか、、、?ともんもんとしている。もちろん僕の技術力があれば解決できることもあるのだろうけど。それでも、何かもやもやしている。みんないい人だし、一生懸命働いているのに、ときにうまくいかないことがあるからだ。

ということでチームジャーニーを読んでいる。面白い。いずれ別の記事で印象に残った点を紹介したい。

なんで面白いのかなーと思った。きっとチームがいい感じに機能していくさまが心地よくて、その土台にチームで動くことが好きという気持ちがあるからだと思った。なので、チームで働くことのどこに魅力を感じているかを言語化しておこうと思う。なぜなんだろう?

まず、ひとりではできなかったことができる、ことが挙げられる。確かにそうだけれどあんまり響かないので、この点はそこまで重要じゃないのかもしれない。「助け合いが見れる」、ということが最も大きいことかもしれない。僕は自分にできないことをやってのける人を見て感心することが好きなのだ。おぉーすごいー!と思う。母親譲りだ。チームで働くと誰かの助けを借りることになる。悩んでいたことをパッと解決されると、おぉーと思う。正直なところ嫉妬も感じる。人として未熟なのだ。一抹の嫉妬はあるものの、おぉーすごい、と思うことはとても楽しい。本人に取っては取るに足らないことでも、その能力を僕に向けて発揮してくれたこと、それ自体にも感謝してしまう。やや大げさかもしれないけれど、時間と労力は必ずかかるのだから大感謝だ。

助け合いが見れる、という点の他には、「何かよい雰囲気が漂うと実力を少し越えた力が出る感じがする」という点も好きだ。まったく客観的ではない。主観的に何かそういう重力のようなものを感じたことがある。お互いの信頼感が渦潮のように漂い、その力に背中を押されてチャレンジの姿勢になれる、気がする。実力を超えるパフォーマンスができるような気がする。またそういう風なチームメンバーの姿に出会うことがある。いとをかし。こういうときに足元をすくわれることもあるだろうが、なんというかそういう力学の存在を信じてしまう。ストレングスファインダーの上位5つに運命思考がランキングする所以だ。

それら2つが好きでチームで動くことが好きなのだろう。なんかいいなー、もっとよくなればいいなーと漠然と思っていたのだけれど、最近は違う。もっと積極的に働きかけをしたいなと思っている。現場で具体的な大小の問題が起きて考えが変わったせいもある。もちろん一人で張り切ったところで空回りしてしまうことはあるだろうけど、チャレンジをして失敗しても別にかまわないだろう。

チームが好き、チームっていいと思うだけでその解像度は粗いままだった。チームって何だ?その定義は?どういうリソースが必要?どういうフローが必要?問題が起きたときはどう対処するの?などについて調べようともしていなかった。会社の同僚のtimesで紹介されていたし、知り合いのアジャイルコーチにも勧められたのでチームジャーニーを手に取った次第だ。チームは状況に対して変化していく。理論と実践が交互に語られている。これいまの現場と似ているな、と思う箇所もあった。もっと自分で働きかけられることもあるかも、と思えた。もう少し整理したらチームで小さくアクションしたい。

チームメンバーとよい雰囲気でよりよく働くことを整えることに興味はあるので、スクラムアジャイルの分野へとキャリアパスを描くのもいいのかもしれない、なんて思う。さて、明日は月曜日だ。

(了)