tawara's blog

雑記。個人の見解です。

明日スクラムのワークショップがあるので、事前準備としてスクラムガイドを読む

明日(2023年5月20日)に知人のスクラムマスターが、スクラムにまつわるワークショップを開催してくれる。

10:00開始で終わりは夕方の予定だ。丸一日かけて行う。何をやるのかは知らされていないが、とりいそぎ事前準備としてスクラムガイドを一読しておいて欲しい、と伝えられた。

https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf

普段スクラムを利用してソフトウェアを開発しており、そのチームではリーダー職を任されている背景もあって、スクラム運営をもっとよくしたい気持ちがあるので、募集に手を上げて参加することにした。現状のスクラムは特に問題もなく回っている。だけれど、それこそが問題なんじゃないか、といつも頭の片隅に懸念が居座っている。スクラムに関する解像度が低いから、何が課題なのかがわからない。そういう状態なのではないか、と。明日参加するワークショップで、職場のチームでの課題発見につながる知見があることを期待している。

と、前段が長くなってしまったが、宿題をやる。スクラムガイドを読む。ただ読むだけだとつまらない。せっかくならワークショップ前後で、スクラムの解像度が変わっていることを目に見えるようにしておきたい。だから現状の理解度を記事として残しておく、という企画だ。

読んで、疑問点を挙げておく。それだけ。

スクラムの定義

「プロダクトオーナーがバックログを並べる」とある。作るのではないか?誰でも作っていいのかしら。うちのチームはPOがざっくり粒度を決めて、メンバー全員で議論してチケットの分割をしている、気がする。「結果を検査する」とある。スプリントレビューのことか。検査とは、どんな意味なのだろう。価値がある、ことの検査?

スクラムの理論

スクラムは経験主義とリーン思考の子供。本質なことに対して?ちょっとずつやっては知識を蓄えて、より本質的なアプローチをする、みたいなことかな。経験主義からスクラムは3つを学んでいる。「重要な意思決定は、3つの正式な作成物を認知する状態に基づいている」3つとはなんだろう。受け取る人に見えないと誤解があり、無駄なのは経験している。「頻繁かつ熱心に検査」というのは確かにそのとおり。出来上がって見せたら、ここはこうして欲しい、なんて出戻り?があることは経験した。「適応のない検査は意味がない」、、、スケジュールの交渉とかかな。「検査によって、新しいことを学んだ瞬間に適応すること」。新事実に即適応せよ、ということか。

スクラムの価値基準

勇気、が足りないかもしれない。価値を提供するには回り道を提案する勇気が必要、とかなのかしらん。この観点は抜けてたかも。価値基準を具現化すると「信頼が構築される」というのはよいですね。

スクラムチーム

チームは「スプリントごと価値ある有用なインクリメントを作成する責任を持つ」。持てているだろうか。今スプリントの価値のインクリメントについてもっと自覚的になりたい。「組織全体でプロダクトオーナーの決定を尊重しなければならない」とあるが、POの上司から決定を覆されるケースを考えると、どうすればいいのか。その上司をステークホルダーと考えればいいのかな。「プロダクトの価値を最大化する結果に責任を持つ」役割なのか、POは。簡潔でよい。「タイムボックスの制限が守られるようにする」ohこれはうちできていないな。議論が続くからな。

スクラムイベント

「作成物の検査と適応をするため」なのか。簡潔でよいです。「心臓の鼓動であり」初めての比喩じゃないかな。体重を乗せた表現をすべきほど重要なのかしら。「すでに発生したことだけが、将来を見据えた意思決定に使用できる」経験主義をクールに言い当てていてよいですね。POだけがスプリント中止権限を持っているのか、知らなんだ。スプリントプランニングにさっそく課題を感じた。もっとスプリントで作り上げる価値を合意したほうが開発のテンションが高くなりそうだ。もっと時間をとって実施したい。「開発者は、デイリースクラムが、、、」の文の意味がよくわからない。デイリーは他の会議を不要にする役割があるのか!「スプリントレビューをプレゼンテーションだけに限定しない」ことは実施できてないかも。「自分たちの環境で何が変化したか」とは例えばなんだろう? 「最も役立つ変更を特定する」意識をもっと持ちたいな。

スクラムの作成物

プロダクトゴールの項目の「(または放棄)」という言葉がよいですね。向かう先はひとつであるべき、という思想がみえる。「スプリントゴールは開発者が確約する」そうなのか!やはりスプリント計画のときにゴールを話合うべきだな。「スプリントレビューのことを価値をリリースするための関門とみなすべきではない」というのはどういう意味だろう。関門じゃないのか? インクリメントの完成の定義をしていないかもしれない。動いていること、QAが終わっていること、検証環境で誰もが触れること、最悪ローカルでもよい、みたいな感じかな。

とりあえず、思ったことを書いた。変化するのだろうか。

(了)