tawara's blog

雑記。個人の見解です。

Startup Aquarium 2023 に行ってきた

イベント概要

coralcap.co

友人に誘われて Startup Aquarium というイベントに行ってきた。ベンチャーキャピタルの Coral Capital が主催しているイベントで、趣旨は次のとおりだ。場所は虎ノ門ヒルズ森タワー。

Startup Aquariumは、「スタートアップのキャリア」を様々な角度から学び、スタートアップの中の人とも楽しく交流することができる、年に1回のキャリアフェアです。スタートアップ転職を考えている方はもちろん、大企業やスタートアップで活躍されていて転職はしばらく考えていない方や、中長期的なキャリアチェンジを考えている方にとっても、キャリアの次の一歩に繋がる何かを楽しみながら学べる場をご提供します。

界隈で有名な方のトークセッションやスタートアップのエレベーターピッチが行われる。広いフロアではスタートアップ企業がブースを出展し来場者と情報共有などができる。そういうイベントだった。

自分の職種のカードを選び、そこに所属企業と名前を書く。受付を済ます。資料の入った布袋をもらう。首から先程書いたカードを吊るす。たくさんのスタートアップのピッチを聞いて、知り合いのスタートアップのブースに顔を出しつつ、気になったスタートアップのブースで話を聞いてイベントを楽しんだ。

感想

エレベーターピッチは一社3分で行われていた。一度に20社が登壇する。そして別の時間にもう35社。そのすべてを視聴することはできなかったけれど、たくさんのスタートアップの概要を知ることができた。自己紹介で観衆を掴む会社もあれば、解決する課題に時間を割く会社もあれば、ミッションやバリューを訴える会社もあった。ピッチに慣れている人もいれば、思い通りにならなかっただろう人もいた。何より印象的だったのは、こんなに社会課題ってあるんだ、という単純な驚きだった。

建築や移民やエネルギーなど自分の日常の意識にあまりのぼってこない業界の社会問題がそこにはしっかりあり、そのスタートアップはプロダクトを作り、問題を解消しようとしている。そして顧客は徐々についてきている、けれどリソースが足りない、だから皆さんブースで情報交換しましょう。このような一連の流れが何社も続く。なるほど、そうなんだ、へー、の連続だった。いろんな会社を知ることはいろんな社会問題を知ることにつながる、というある種当たり前のことに思い当たる。ふと自分の仕事を振り返る。どんな社会課題のためにプロダクトを作っているのだっけ。内省の機会にもなった。

フロアにはいろんなスタートアップが出展していて、会社の色を出していた。どら焼きを置いたり、大きいモニター置いてCMを流したり、チラシを置いたり、派手な色のパーカーを着たりと。たくさんの人の間を縫うように歩く。人とすれ違うたびに首から下げたカードが一瞥される。見られてるなーということを考えてしまう。コーヒーのケータリングなどもあった。新卒で入った出版会社のことを思い出した。人間ドック学会や日本栄養改善学会などに出展しビラを配り、ブースでプロダクトを宣伝したな、と。なかなか興味持ってもらえなかったり、、、などと。

ピッチでサービスの詳細が気になったスタートアップ数社のブースに行った。京都フュージョニアリング株式会社核融合(!)を利用した究極のエネルギーを生み出そうとしている 。実験炉を作るそうだ。すごい。api連携をスムーズにする Anyflowさん。サービスの詳細が聞きたくてブースに立ち寄ると CTO の方がデモ画面を見せてくれた。いろんなアプリケーションと連携していた。うちの会社のロゴがあった! 保険代理店向けに顧客のCRMなどの機能を提供する hokan さん。イベントに誘ってくれた友人がいる。エンジニアの方がいて人数、カルチャー、開発方法、デプロイ頻度、技術スタックなどいろいろ教えてくれた。

余談だが、ECプラットフォームの弊社の顧客が声をかけてくれた。いつも使ってます、と。D2Cの現状についていろいろ教えてもらい、感謝とともに、これからもサービス使ってください、と伝えてお別れした。

はじめてこのようなスタートアップ系のイベントに参加した。とても有意義だったの、機会があれば参加したい。いろんな人がいろんな社会課題を実際に解決しようと動いている。そのような事実に触れることで、仕事への姿勢を振り返るきっかけとなった。みんな、それぞれの困難があって、なんとかしようとしている。だから僕もなんとかがんばろう、と思えた。

(了)