tawara's blog

雑記。個人の見解です。

熱狂してる人間を見ると元気が出る。くずパチ、というパチンコYou Tubeの話だ。空気階段・もぐらと岡野陽一という二人の芸人がガーデンというパチンコ屋さんでパチンコをする20分番組がある。とてもおもしろいし、更新をウォッチしている動画はこれくらいだ。金曜の深夜に更新される。なんでこれほど心を惹きつけられるのか、をたまに考えるので文章にしておく。

心からパチンコを楽しんでいる、という一点に尽きると思う。パチンコの演出を楽しみ、当たりを楽しみ、ハズレを楽しむ。金が増えることを楽しみ、負けることをも楽しむ、そして人から金を借りることすらも楽しむ。パチンコの有害性についてはこの文章では棚上げする。とにかく楽しんでいる。すごくすごく楽しんでいる。熱狂している。余談だが僕はパチンコを大学生から9年くらいやっていた。財布に現金がなくなりよくATMに行っていた。その様子に失望した当時の彼女に泣かれた思い出がある。

熱狂は独自の思考を発達する。パチンコにおいてはオカルトが生まれる。いまハズレたのは後の爆発的な当たりを準備するため、お昼に奇数が含まれる食事をすると運気があがる(いちご(15)ケーキ)。なぜ奇数がいいのかに興味があれば最近では呪術廻戦を読めばわかる。そういう領域展開をする魅力的なキャラクターが出てくるからだ。他にも、大当たり中に欲を言葉にするとハズレる、お昼に行くタイミングを逃すと運が下がる、パチンコ画面を見ない方が当たるかも、みたいなものがどんどん生まれる。思わぬ発想で度肝を抜かれるので大変おもしろい。

熱狂は純粋な行動を呼ぶ。しがむ、と番組では呼ばれるお金を借りる行動がある。最初の軍資金が尽きたらスポンサー?のスタッフにお金を借りる。パチンコホールでも店先でも頭を下げるし、土下座を試みるときもある。へりくだり方が潔い。ためらいがない。目的を達成するためなら自我に執着なんてしない。すべてはパチンコを楽しむためだ。純粋。当たりの兆候は出てるなどと、うそぶいて?お金を借りる。そして金を手にした途端に逃げるように立ち去る。清々しい。

熱狂している人間に魅力を感じるのは人間の可能性を感じさせてくれる。五感をここまで研ぎ澄ませるのかと驚きがあるし、目的を達成するためなら何でもするし、喜怒哀楽の感情を爆発させる。そして僕も同じ人間なのだから、同じように能力を解放?できると振り返ることができる。いっちょ何かチャレンジしてみるか、と思えるのだ。

(了)